円能院

円能院本堂 玉川八十八ヶ所霊場
円能院本堂

玉川八十八ヶ所霊場・円能院の情報

円能院1
円能院1

2020年2月のだいぶ春らしい陽気になった、とある日の散歩記録です。 川崎新町の駅から歩いて、5~6分で到着です。道路を挟んで日枝大神社の目の前です。きれいに整備されたお寺さんで、広い境内には不動堂や大師堂もございます。檀家さん何組かがお墓参りにいらしていました。日当たりの良い境内では梅が咲き始めていました。風が吹くとちょっと肌寒い為、冬のカッコで参拝しましたが日に当たるととても暖かいです。参拝した後に、御朱印を頂きに寺務所に入りましたが、ご接待をいただき、火鉢の前で心と体もほっこりさせてもらいました。

山号金澤山
院号円能院
寺号福泉寺
宗派真言宗智山派
ご本尊大日如来
ご真言おんあびらうんけんばざらだとぼん
最寄り駅1.南武支線・川崎新町駅より徒歩6分
2.川23系統富士電機循環・小田三丁目バス停より徒歩3分
3.川27系統大川町北行き・小田一丁目バス停より徒歩3分
住所川崎市川崎区小田1丁目25-12
HP
備考【玉川八十八ヶ所霊場】六番札所
【東海三十三観音霊場】六番札所
【東国八十八ヶ所霊場】五番札所

円能院の縁起

円能院境内
円能院境内

【多摩川遍路-玉川八十八ヶ所霊場案内】による縁起

「新篇武蔵風土記稿」によれば村上天皇の御代から寛文年間(九四六~九六七)の開創とある。寛永年間(一六二四~二(四三)にかけて弁秀、弁正、弁祐、弁誉法印らが大いに法灯を輝かした。特に中興開山と墓石に記されている秀慧法印(-一七三三)の代には本堂の建立ならびに境内の整備をみた。賢海地蔵というのがある。この像は旅の行者賢海禅師が、晩年小田地区で往生するに当って、穴の中で鉦をたたきながら念仏三昧に入った。「鉦の音が消えたら成仏した証拠であるから供養する者の願いを叶える」と言により建てられた地蔵尊である。

多摩川遍路―玉川八十八ケ所霊場案内.新田明江著.1989より引用

資料からいえること

以上の資料から読み取れるのは

  1. 946年~967年の間の開創とされている古刹である。
  2. 秀慧法印の代に本堂の建立や境内の整備が進んだ。

円能院の写真

円能院の梅
円能院の梅

今回は、FUJIFILM X-T30に、XF35mmF1.5XC15-45mmXC50-230mmを鞄に詰め込んで写真を撮ってきました。

玉川八十八ヶ所霊場四番札所・成就院についてはこちらをご覧ください。