瀋秀園

瀋秀園 川崎市の庭園・公園
瀋秀園

 瀋秀園の読み方は「しんしゅうえん」になります。川崎大師のすぐ近くに大師公園がありますが、公園の奥に瀋秀園しんしゅうえんはあります。日本でも有数の面積を誇る中国式庭園なんだそうです。

 休園日や営業時間が設けられていますが無料で入ることができます。庭園の中にいると日本であることを忘れてしまいまいそうですが、四季折々の植物を楽しむこともできるのでのんびり散歩するには良いですね。

 時々、コスプレイヤーが撮影会をしている(許可制)こともありますので注意が必要な場合もあります。

瀋秀園について

瀋秀園の基本情報

瀋秀園出入口と獅子像
瀋秀園出入口と獅子像
名称大師公園「瀋秀園」
住所川崎市川崎区大師公園1
休園日・毎週月曜日(祝祭日は開園し火曜日が休園となる)
・12月29日~12月31日
最寄り駅1.京浜急行大師線・川崎大師駅より徒歩12分
2.京浜急行大師線・東門前駅より徒歩9分
3.川崎駅より川03、川04、川07系統台町バス停より徒歩3分
注意コスプレ等の撮影には、撮影許可が必要です。
公園内行為許可申請書の提出が必要になります。
詳しくは、川崎市ホームページをご覧ください。

瀋秀園の成り立ち

秀湖
秀湖

 瀋秀園は、川崎市と中国の瀋陽市が「お互いに仲良<しましょうと手をつないでから5年だったのを記念して、1987(昭和62)年に瀋陽市から贈られた庭園です。この庭園は、中国伝統の本格的な自然山水庭園(山と水をそなえた美しい庭園)です。

「瀋」は瀋陽市を簡単にしたもので、「秀」は、きれいという意味です。すべての材料を中国から持ってきて、中国の造園技術者の指導のもとに造られました。

 中国庭園としては日本最大の規模で、面積は4,000平方メートルあります。黄色の瑠璃瓦と白壁の塀で囲まれた庭園に入ると、大きな池(秀湖)と点在する楼閣、滝、石、橋、築山などがあります。園内は、回廊でぐるっと巡ることができます。

 瑠璃瓦とは、瑠璃色の釉薬をかけた瓦のことで、中国の明、清の時代の宮殿に使われた瓦です。黄色は、中国では最も高貴な色、皇帝の色とされています。

 正門を入った所にある太湖石は、非常に珍しい石で、湖の底で一部が自然にとけ、奇形となった石灰岩の塊です。中国の太湖で多く産出し、日本では岐阜県大垣市金生山だけで産出されます。

 楼閣の入り口の左右には、木犀の木があります。大変めすらしい銀木犀もあります。

 昭和30~40年にかけて川崎は、工場から排出される浮遊粒子物質と自動車の排気ガスによる大気汚染が続き、市民の生活環境は大変悪化しました。いわゆる「川崎の公害」です。

 その後、ばい煙規正法の指定地域になったり、大気汚染防止法施行や排気ガスの規制が行われ、今日のようなきれいな大気となってきました。

 木犀は、空気がきれいでないと咲かないといわれています。近年では10月になると、金木犀、銀木犀が見事に咲き、芳香を放っています。このほかに柳、梅、松、桜、紅葉、海棠、椿、サルスベリなど、また、躑躅、牡丹、沈丁花、紫陽花、石蕗、雪柳、山吹などの花が咲き、四季折々の変化を楽しむこともできます。

瀋秀園園内写真

 2021年12月にRICOH「GRⅢ」を鞄にポイっと入れてお写んぽしてきました。あいにくの天気でしたが、紅葉がギリギリ残っていて園内を彩っていました。

 春には梅・桜など、四季折々、色々な植物を楽しめるようなので時々訪れたいですね。次回は快晴の時に訪れてみたいと思います。

秋の終わりの天気の悪い日に行ってしまいましたが、とても気持ちが良かったです。穴場ですね。川崎大師の参拝帰りにちょっと足を延ばしてデートにいかがでしょう。

デート中
デート中

川崎大師についてはこちらをご覧ください

寄り道情報

つぼ焼き芋 甘い和 大師公園前店

 川崎区大師支所区民センターの前に、「つぼ焼き芋 甘い和」があります。瀋秀園出入口から徒歩約3分程です。安納芋や紅はるか等でつくるとろっとろの焼き芋をご賞味することができます。是非是非食べてみて下さい。